lapinchicの日記

色々思うままに書いていきます。

HK/変態仮面

HK/変態仮面 [DVD]

HK/変態仮面 [DVD]

  • 発売日: 2016/04/13
  • メディア: DVD
 

 

ネットではいつも貸出中なのに、実店舗だといつも空いているDVDがある。それは、レジに持っていくのが恥ずかしいDVDだ。

タイトルの通り、この変態仮面もそうで、運よくネットで空きがあったので、一緒に借りるDVDを探している間に誰かに借りられてしまった・・・(ネットレンタルは借りる枚数が少ないととコスパが悪い)。
悔しい気持ちと観たくなった気持ちが増して、店舗で借りた。少~し、恥ずかしかった・・。     
こうしてエントリーを書くのも恥ずかしい・・(羞恥プレイ?)、観たものをみな取り上げるわけではないから、書かなくてもいいけど面白かったんです!

観たかった理由は面白そうだったから。ただ何にも考えないで馬鹿になって楽しめるのが観たい気分だった。また、原作ジャンプの漫画が連載中、読んでいたのを何となく覚えていたため。そして鈴木亮平みたいなジミメン顔が結構好きなんです。

ジャンプ漫画が元とあって、タイトルから受ける変態という怪し気な感じや、やらしい感じはあんまりない健康的な明るい映画です!PG12だけど。暴力もエロもそんないないので何でだろ(笑)?
漫画はおぼろげながら読んだことがあるのを覚えており、こういうバカバカしい漫画はジャンプではよくあって、変態といってもジャンプ的な健康な明るさあっての漫画だったと思うのだけど、そんなに強い印象のある漫画ではなかったと思う。巻数も全6巻だから、ヒットしたというわけでもなさそうで。

しかしあらためてこの漫画を見直してみると、パンツをかぶり、ブリーフを伸ばして着て、網タイツに上履き。かなりヘンタイ。明るいバカなすごいヘンタイ。結構すごい発想力の漫画だったんだなと思う。この漫画を忘れずに、映画化を企画した提案者はすごいと思うわ(小栗旬?)。
漫画は相当荒唐無稽なものを書いたとしても、絵でインパクトを得るのは実は難しい。当時、漫画で読んだ時も普通に変な漫画の印象だった。ただこのキャラクターを実写化すると超ド級、のインパクトになる。
コスチュームの完璧さもさることながら、鈴木亮平の細かく研究されつくしたポージング、動き、そして肉体の美しさに尽きると思う。

コミカルなものはテンポも難しいのに、たたみかけるように笑える場面が連続し、最後まであっという間に終わるのは登場した役者の力量によるものが大きい。非常に芸達者で適材適所である。
しかしこの作品、集客の為の客寄せパンダ的な出演者がいない。鈴木亮平花子とアンの前で、ヒロインもこの映画で初めて知った。
製作も2週間くらいだったらしいし、ヒット狙いの作品ではない小品としての企画だったのだろうか。

が、役者陣の好演は光る。前はきれいなおネイさん的なキャラだったのに、デスノート以降、癖のあるキャラを演じることが増え、アクのあるキャラも違和感なくなった片瀬那奈、主人公の母親役のSM嬢を嬉々として演じている。
変態仮面役の安田顕は、茶褐色テカテカ筋骨隆々の若い肉体、鈴木亮平とは対照的な色白貧相な中年体系がインパクト大きく、精神的SMな変態ぶりが笑いを誘う。
そして彦摩呂、スッキリ加藤浩次に似てるけど違う・・この人誰?的な気になる敵役のボス、ムロツヨシも観終ってすぐ誰だか調べるほど気になる存在。さわやか仮面の大東駿介もはまっていて笑えた。

私自身は筋肉嫌いで、薄いひょろ~んとした体形の男性が好きだというのに、鈴木亮平の毛がなく、つるつるしたマッチョな肉体美は見事でした。(毛は抜いていたそうです^^;。)
ほとんど全裸なキャラクターだというのに、イヤラシさはあんまりない健康的な感じで、始終美しさに見惚れてみていましたが(男の人のお尻をきれいと思ったのは初めてかも)、こんなところを堪能するとはオバサンになったんでしょうかね。
続編が5月公開ということで楽しみです。映画館に行く勇気はないが・・。HK下さいってもね。
原作者が鈴木亮平が朝ドラで出世したのに、続編を喜んで出演してくれたと喜んでいました。確かにだいぶ売れたものね。でも変態仮面は続投するとは、心意気いい役者さんだわ。面白かったです!楽しみたい映画を探しているならおすすめ。

「HK 変態仮面」は想像以上にすごい映画だった | N-Styles
(映画の感想と舞台挨拶での撮影裏話などあります。)
DNAFACTORY『あんど慶周オフィシャルサイト』
(原作者の公式サイト)

映画『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』オフィシャルサイト
(続編映画の公式サイト)