作品レビューではなく、かつてあったイベントの回顧録。
(イベントの当時のチラシ。クリックすると拡大します。)
テレフィーチャー秀作選
~80年代的プログラム・ピクチュアの軌跡~
1992年5月1~17日 渋谷パルコパート3・8F
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思い出せる いろんなこと花咲き誇る頃に・・・
スピッツの歌声に乗せて、リメイク版が現在公開中だが、1990年の櫻の園はすごかった。
キャストも数字的に実績のある役者がメインな訳じゃないのに、興行的にもヒットして、とにかく絶賛されていた。
私も原作ともども、好きな一人。 この時期の中原俊はまさに時の人。 けれど映画の5年前ごろに放送された2本のテレビドラマがきっかけで、出会った人も結構いるんじゃないかと思う。
フジテレビ木曜ドラマストリート、「桃尻娘」「帰って来た桃尻娘」です。 今思い出しても地味なドラマ枠だったと思うが、続編が出来たくらいなので、結構視聴率はよかったと思う。
当時たまたま見て、すごく面白くて、続編は心待ちにして観た。これがきっかけで橋本治を知り、このシリーズは全部読破したなぁ。
私の同級生でも見てる人がいて、次の日ドラマのあれこれ話をしたのを覚えてる。 主演の相築 彰子は当時でさえ「誰?」という感じで、その後も主演クラスは多分なく、何でこのドラマが成功したのか、櫻の園ともども、不思議なくらい。
もうドラマの内容はほとんど覚えてなくて、書きようがないけれど、再放送も直後に1、2回あったような気がする。でも、その後再放送は常識的に期待できず、もう二度と見れないドラマと思っていたら、ドラマ放映あと、約7年後くらいになって、単発で映画館で、この2本のドラマを観れる機会があった。 それが、上のチラシのイベント。
そのイベントで再見したとはいえ、さすがに16年前のことなので、ドラマについて、細かくあれこれとは覚えてない。また何かイベントでもあって、もう一度見れないかなぁくらいしか、書きようがない。
なので、私の書きたいのはその時のイベントのこと。 イベント17日間の最初の2日間が桃尻関連で、ともに中原俊のトークイベント付き。 当時、渋谷のパルコパート3の映画館には何回か行っていて、いつもたいてい上映前に扉の前に行列が出来る。
私はどういうわけか、その時先頭のほうにいて、列の頭の10人以内だったように記憶しているが、ふっとみると、私のひとつ前は、なんと櫻の園主演の中島ひろ子だった。
中原俊にかかわりの深い人が沢山来てそうな雰囲気で、あちらこちらで、「久しぶり~」っぽい挨拶が交わされている。
友達の演劇の公演を見に行った感じにちょっと似た感じ。 中島ひろ子も列を待ちながら、誰かと話していた。 タレント、役者の人を見た時、よく言われるとおり、中島ひろ子はスクリーンや映画で見るより、細くみえた。かわいかった~~。
目の前の櫻の園主演女優にどぎまぎしながらも、気付かないフリをするわけで、その後、会場に入ったら、金子美香もいた。松田洋治もいた。 と桃尻関連のキャストさん達に、さらに心拍数バクバクだった。
一緒に行った友達が、「松田洋治、かっこいい、かっこいい~」と、(周りに分からない程度に)うるさかったのを覚えてる。
その後、帽子をかぶった中原俊が入ってきて、キャスト面々と挨拶を交わしていた。 上演前に中原俊の挨拶があり、とても和やかな雰囲気で、とても居心地がよかったのを覚えています。
リメイク版が公開された今、もう一度こういうイベントがあって、旧作を観れる機会があたらいいなと思い、懐かしさもありエントリーしました。