「蒼の乱」劇団☆新感線　東急シアターOrb

数日前に立見席（3000円）をゲットして、にわかに行ってきたので、さくさくっと。
劇団☆新感線の観劇は初めて。こちら2014の春公演だとか。しかしこれを純粋にそう呼んでよいのか。
だって主演がゲストじゃん。しかも超豪華の。劇団員はまるで天海祐希と松山ケンイチの補助みたいだったよ。スカパラのゲストボーカルコラボのシングルみたいだなぁ～。

調べると、劇団☆新感線は往々にしてそういう劇団のようだ。著名なゲストを中心に据えるスタイル。
昔からある小劇場系の劇団と思ったら、もう箱は小劇場クラスではない。さすが大阪の劇団、気取りがなく商売上手、長い期間存続し、これだけのキャパの劇場で公演を打てるとは、すごい劇団だと思う。

第一幕はつまらなくて帰ろうと思った。実際、帰ってから色々見てみたら、そういう感想が多かった。
しかし二幕、まあ行ってよかったかな位には盛り返し、満足して帰れた。しかし全体的に、無駄に長すぎ。幕間のご飯時間とかも商売のうちかもしれないけど、20分の休憩なんていらない長さの芝居にして欲しかった。20分は短く、トイレは長蛇の列であっという間。あわただしくて、弁当とかご飯とか食べてる人はすごいと思った。
東急シアターOrbは、新しくてモダンできれいだが、トイレは足りてない、売店も列長すぎで、オペレーションが悪い。

劇団☆新感線はロックミュージカルの様。二幕のりりしくなった天海祐希は、さすがヅカのトップスターというハマリ具合だった。華やかでオーラがあった。顔が識別出来ない３階の最後方でも伝わった。相手役の松ケンも声は出てるし、動けて、舞台もいけて器用なんだなと思った。

出演者みな立ち回りが上手く、スピード感、迫力ともにあったが、その中でもひときわ目立っていたのが早乙女太一。
女形やってるからだろうか、声質も含め、キャスト誰だか知らなきゃ、女性と思ってしまう感じ。大衆演劇の子で、西山茉希とのいざこざのゴシップの印象が強かったけど、こんなに実力のある子だったとは・・。これだけ魅せれたら、スキャンダルとか、どうでもいいなぁ。バカップル扱いされてたけど、奥さんになった西山茉希も旦那のこんな姿見れたら誇らしいだろ。

戦乱恋愛もので話はベタ、ちょっとクサめの話だけど、分かりやすいストーリーで楽しむことは出来た。
客の反応も大きく、カーテンコールも３回あったし、拍手もなりやまなかった。初めて行った渋谷ヒカリエ。レストラン街は、おひとりさまでは楽しめそうにない店ばっかりで、そのまま帰って施設は全然、楽しめなかったのは残念。ショッピングに、また後日、行きます。