lapinchicの日記

色々思うままに書いていきます。

個人ブログポータル化の時代

昔、個人ホームページを素人がHTMLやオーサリングツールを使って作っていた時代から、ブログツールが普及して、個人が手軽に発信出来るようになった。ブログが普及しだした元年は確か2003年。

あっという間に広まり、それから13年くらいたった今も、ツールとしては他に変わるものはない。ただ、流行りのスタイル、仕様は進化し変わったようだ。

わたしが始めたのが2008年。JUGEMは個人ブログとしては、大胆なデザイン性を持つレイアウト、文字も小さめで、一時期はこういった感じがおしゃれブログデザインの主流で、ちょっと感度の高い人向けのブログサービスなのが特徴だった。早々に完成形になり、その後、システムやデザインの大きな改変はない。

その後、他のサービスや、他のツールに興味を持つこともないままに、このスタイルで続けること8年。

最近調べ物で検索すると、色んな便利な情報を持つサイトに出会うが、まるでポータルサイトのような個人臭の少ない仕様であるにもかかわらず、個人発信のサイトな事が多いのに気づく。

そしてたいがい作成ツールがWordPressというツールなのだ。WordPressは、JUGEMのようなホスティング型のブログではなく、サーバーにツールをインストールして使うタイプのブログである。創世記に流行ったMovable Type と同じだ。

このWordPressが流行った理由はSEOに強いらしく、検索結果が上位に表示されやすいため、アフィリエイター、プロブロガーに好まれたようだ。

特徴としては、記事タイトルの前に素材集から持ってきたようなプロっぽい写真が入り、左右のカラムなどに人気記事のランキングが入る。記事の下には関連記事のリンクが入る。あとは時代的な事もあるが、FacebookTwitterなどのSNS関連のシェアするとかフォローするなどのボタンなどがある。

そして記事は中見出しが入り、何段落かで構成されている。

このWordPress、ちょっといじってみたけど、デフォルトは超シンプルで、ちゃんと使いこなさないと上記のようにはならない。簡単にポータル風のプロっぽいサイトが、出来るわけではないのだ。結構ムズくて、勉強が必要だ。

今回、注目してみて初めて知ったのが、アフィリエイターとか収益目当てのブロガーの人は、アクセス向上のシステムのテクニックだけでやっている人たちと思っていたのだが、リピーター獲得の為、人に読ませることを熟考した、きちんと中身のあるコンテンツを作っているということだった。

また記事の見せ方も小見出しや強調表示など、細かく丁寧に作りこまれていて、ほとんど見せ方には工夫のない自分とは違って、省みるところが大きかった。

Naverなどのまとめも、検索すれば必ずのように出会うが、記事を書いているのは、ほぼ個人だ。閲覧数によって報奨金がもらえるため、記事を書く人は後を絶たない。内容薄くて、イラッと来るものに出会うことも多いけど、お金の成るところ人は集まる。

気が付けば長い間このスタイルのまま、外の状況を知らずに続けていたので、世の中の動きを知らない頑固な飲食店の店主みたいにならないよう、戒めの意味を込めて書いてみました。

プロっぽくするつもりはないが、気合の入った記事は負けぬよう頑張ります。