***** お気に入り雑貨の原作本 *****
雑貨系、児童書。この本が生まれたオランダでは「この本のない子供部屋はない」というほどポピュラーなキャラクターなんだそうですが、日本ではほとんど無名ですよね。
かわいい雑貨屋さんで、おしゃれでかわいいグッズを見かけたのがきっかけで知りました。
日本で出ている「イップとヤネケ」の本は、この1冊だけ。 240話ある原作から、厳選した42話が収録されています。
お話は、イップトヤケネというお隣同士の子供達の日常と交流を描いたもの。
特にドラマティックな展開や、派手なお話ではなく、どこにでもありそうな小さな出来事を生き生きと書かれています。1話が短く、読みやすいです。
キャラクターがシルエット調なのは、新聞連載で印刷で細かい表現が出にくかったので、工夫して、この絵柄が生まれたとか。
なんといっても魅力なのは、数々の雑貨にもなっている、この挿絵。 私もランチョンマットを持ってたり、「イップとヤネケ」の絵柄にはひとめぼれ。
雑貨はモノクロのキャラクターを上手く使って、カラフルな印象でしたが、 本では、カラーなのは表紙と、表紙をめくったところの2枚だけで、挿絵は基本的にモノクロです。
画を元にして、上手くデザインしているな~と思います。 雑貨がお気に入りの人は一度は目にしておきたい本です。