カートゥーン シアターで放送されたので、サンリオ映画「ユニコ」を見ました。
小学生の時、映画館で見て大好きだったんですよね、ユニコ。 もう一度、見れるとは思わなかった。
パステルカラーでやはりかわいかったです。 1981年公開とかなり前ですが、絵柄の古さは全くなく、とてもきれい。
この頃はサンリオが力の入った映画をよく製作していて、どれも結構当たっていた記憶があります。
お話のほうですが、ネタが無かったのか、時間が無かったのか、一人だけベルばら調(笑)のゴースト男爵のくだりが消化不良になっている点を除けば(彼は何がしたかったの?)、全体としてとてもいい映画です。
物語の主となる、愛を受けると特殊な力を発揮できるユニコの性質、神から追放された身として他の生物と交流してはならない宿命の点がよく描かれています。 愛を証拠として残せる力を持ってるユニコがちょっとうらやましい・・。
話はほとんど忘れていても、ユニコがさみしそうな顔で、西風に抱かれて連れられる場面は、二十年以上経ってもはっきり覚えていました。 手塚治虫の持つかわいい絵柄を、最大限に発揮するラブリーワールドは、作者の作品の中でも、非常にレアなんじゃないでしょうか? 何世代もに受け継がれて、未来永劫、見続けられて欲しい作品です。