原題 : Sam Suffit 製作年 : 1992年
製作国 : フランス 日本 配給 : 巴里映画
監督 : Virginie Thevenet ヴィルジニー・テヴネ
キャスト : Aure Atika オーレ・アッティカ(Eva)、Philip Barlett フィリップ・バートレット(Peter)
90年代のおしゃれ映画の傑作。
監督のヴィルジニー・テヴネは、90年代前半に注目されていた女流監督。 モデルか女優かの出身で、ルックスに自身ありなのか、自身も自分の映画に主演してヌードになってたりとか、私の中では室井佑月となんとなくかぶる人。(何故?)
この映画の前に撮った「ガーターベルトの夜」、「エリザとエリック」、どちらもおしゃれ映画で話題になっていましたが、この「サム★サフィ」が一番人気だったんじゃないかな。
私が見たデヴネの映画はこれだけ。 この作品の後、撮ってないみたいなので意外な感じです。 詳しいあらすじとかはチラシを拡大すれば読めると思うので、そちらでじっくり見ていただくとして、ざっと説明すると「自由人(遊び人)の落ち着き方」という感じでしょうか。
生真面目な人だと、鼻について怒っちゃうかもしれません(笑)。
ホモのピーターも実は男らしく、「普通の恋愛映画じゃん」といろいろ突っ込みどころがある話だけれど、飽きずに最後まで見れるし、実際もう何回も見てるほど好き。
主役のオーレ・アッティカはベティー・ブルーのベアトリス・ダルと似たぼてっと唇でかわいい。撮影が「ベティー・ブルー」の人と、不思議とシンクロしています。
渋谷系が流行った90年代をベースに、日本のアパレルテイストなパルコっぽいおしゃれ映画の傑作。インテリアとかファッションとか、DVD廃盤なのが謎なくらい、文化的価値ある作品です。
(公開当時のチラシ)