lapinchicの日記

色々思うままに書いていきます。

××ダメダメ恋愛本

超恋愛 (マガジンハウス文庫)

超恋愛 (マガジンハウス文庫)

 

ここのところ少し恋愛本づいていて、江原さん、林真理子の対談形式の恋愛本、こちらも古本屋で安かったから読んでみた。

もう読んでいて気分悪いことこのうえなし。
私は江原啓之のスピリチュアル本は幾つか読んでいて、とても好きな本もあるのだけど、これは一体何なんだ。

ひたすら、林真理子へのよいしょとしか思えない。断定的で、主観で決め付けで、とても気分が悪い。
役に立たず、共感も出来ず、勝手なことばっかいっぱい書いてある感じ。
林真理子はひたすらアンアン調。現実感のないマガジンハウス的な勝手な言い分。
そもそもお見合いで結婚して、恋愛に真っ向組んで生きてない人が、なんで恋愛語る必要あるのだ?
ネームバリューだけで売れそうな本だけど、中古屋行きの確率も高いだろう。


そしてダメダメ恋愛本、もう1冊。「恋をする人しない人」。
作者は、柴門ふみ+北川 悦吏子、90年代トレンディドラマ時代を席巻したお二人だ。
こちらは対談ではなく、リレー形式のエッセイ。 
恋をする人しない人 (角川文庫)
 

 

こちらひたすらつまらない。面白かったのは北川さんの冒頭の「はじめに」のとこだけ。
二人が交互に自分はこうですという、人の参考にはならない主観を繰り返し言い合うだけ。しかもお二人とも早くに結婚し、恋愛市場から遠のいて久しい方々。
女性特有の相手を考えないで「私ってこうなんだよね」自分のことを語る、悪しき特長そのもので、そこらのオバサンのつまんない話を聞いてる気分。
昔、柴門ふみの幸福論というエッセイを読んだことがあって、上から目線の語り口と、ちっとも共感出来ない内容、気分悪く読みながら、今では内容も忘れてしまったことを思い出した。

誤解しないで欲しいのは、お二人の本業は割と好きで、柴門ふみの漫画は結構読み込んで面白かった作品あるし、北川悦吏子は「ロンバケ」好きだし、「ビューティフルライフ」では泣いた。本業から外れると何でこんなにダメダメなのだろう?

多分、ドラマを作るというのは、恋愛上手を描いたらドラマにならないのだ。
不器用で、男心、女心の分からない人間のすれ違い、失敗などを書くから面白いのだ。

そして世の中、恋愛上手じゃない人がほとんどだから、その気持ち分かるー、とか、私もそうだった、とか、自分を投影して観て浸って楽しむのだろう。だから漫画やドラマを見ても、沢山の自分を発見するかもしれないが、スキルは向上しないのかもしれない。
だから私は死ぬほマンガ読んで大きくなったけど、あんなに恋愛下手だったのかー、などと思ったりした。

こちらの本もネームバリューで売れるだろうけど、名のある劇作家のエッセイは地雷が多いかもしれない。