三浦春馬くんは、ワタシのお気に入りの俳優さんで、
この数日、いまだショック醒めやらないのはいうまでもない。
他に書こうと思っていたことあったけど、それどころじゃない。
初めて見たのは、子役の頃。
連続テレビ小説「ファイト」で、主人公本仮屋ユイカに恋する同級生の中学生役で、まだ声変わり前で可愛い子がいるなという印象だった。
まさか数年後、あんな格好良くなって活躍するとは、その時は予想だにしなかった。
見た目だけでなく、歌も踊りも舞台も行ける才能豊かで、
去年はFNS歌謡祭で、そのパフォーマンスが話題となって、単なるイケメンでなく、歌や踊りがスゴいと驚かせたばかりというのに。
ワタシは、2012-2013年の舞台、劇団☆新感線「ZIPANG PUNK〜五右衛門ロック III」を観たときに多才な俳優というのを知った。蒼井優ちゃんと一緒に生き生きと可愛くて、大変感激したのを思い出す。
優等生イメージが強いけれど、「恋空」では不良っぽい役で引き出しの多さに感嘆し、「君に届け」は、まさに爽やかハマって胸キュンした。「ラスト♡シンデレラ」では、色気に驚いた。
「進撃の巨人」は、つまらない内容だったが、春馬くんの美しさで最後まで観れた。
そして、「オトナ高校」。色物かと思いきや、イケメン、エリートにもかかわらず、モテない役を説得力ある演技力で、役者としての力量に心底しびれた。
多数ある出演作品の中で、三浦春馬くんのイチオシ作品はと言われれば、この作品を挙げるだろう。
オトナ高校は、どんなドラマか?
オトナ高校は、政府が深刻な少子化に歯止めをかけるため、性経験のない30歳以上の男女を集め、卒業条件である「童貞卒業」を目指すという荒唐無稽な話で、三浦春馬くんは、トップバンクの行員のエリートながら童貞で強制入学させられる意外な役どころだった。
あだ名がエリートと童貞をかけた「チェリート君」。
筋書きだけ見ると、さぞかしHなドラマかと思いきや、全然いやらしくなくて、人の心の触れ合いや繋がりについて、深く感じさせられる作品だった。
また作中、ミュージカル的に春馬くんが歌う場面もあるのも貴重。
現実では結婚して出産経験もある黒木メイサも、プライドが邪魔して、重い不倫を繰り返す処女、春馬くんの銀行の上司の高橋克実もトラウマによるEDで、繊細な高齢の童貞役で熱演。
特にワタシが好きだったのは、オトナ高校教師で5人の子持ちのペガサス先生と、生徒の引き籠り腐女子ヒミコとの恋愛。二人の恋の成就は今思い返しても胸が熱くなる。
というので、ぜひとも多くの人に観てもらいたいドラマ。
オトナ高校は、どこで観られるか?
配信だと、Amazon Prime Videoで観られる。月額料金のほか、1話あたり330円。無料だったらよかったのにな~。多分、DVD借りるほうが安い。ただオンラインレンタルだと、こぞって春馬くんの出演作は、貸出中になっている。
全8話と短いので、すぐみられる配信で観てしまうのもいいと思う。色物っぽいタイトルだけど、なかなか細部まで手が込んでいてホントに面白いドラマだった。春馬くんの出演作では、一番のおすすめ。
訃報を聞いて、あんな才能魅力豊かな人が死んで、なんで自分なんかが生きてるんだろうと思った人は日本に沢山いたと思う。
色々、自殺の原因を推測した記事が出ているけれど、本当のところは決して分からない。少なくとも、ワタシが知りえるはずもない。
そして知ったところで、春馬くんは生き返らない。
一つだけ春馬くんに聞きたい。お芝居、歌は好きでしたか?とても嫌いで、あそこまでできると思えないよ。
ショックはまだまだ続くだろうけど、多数ある出演作で見たことがないものも沢山あるから、少しづつ今後も観て楽しんでいこうと思う。
オトナ高校(Amazon: Prime Video)