lapinchicの日記

色々思うままに書いていきます。

会社で働く苦しみをなくすシンプル思考

会社で働く苦しみをなくすシンプル思考

会社で働く苦しみをなくすシンプル思考

 

 自分の手に取ったものが、その時の心理状態を示しているものだと思う。本屋で、タイトルを見てなんとなくパラパラとめくったのがきっかけ。確かにその時、仕事でつらい心理なところがあった。それから2ヶ月くらいたったいま、つらい状況は薄れ、少し気楽な気持ちでこの本と向き合っている。          

この本の前に同じ著者の「比べない生き方」を先に読んだ。本人いわく「僕はこうして、苦しい働き方から抜け出した。」とあわせて「苦しみ三部作」だそうで、この本が総集編で最終回答とのこと。
読んだ感想は、「比べない生き方」と8、9割がたエピソードも含め、ほぼ一緒の内容だなと思いました。

書いてあることは、仕事のみならず、人生が苦しくなく生きるためのこと、仏教思想がベースで、読む箇所にとっては、ひたすら仏教本を読んでるような気分になります(笑)。
この本でいろいろな仏教用語や、四字熟語などの言葉を知りました。「面従腹背」とか。確かに「はい」って返事して、やらない人とかあるある~。

内容は、しごく真摯で真っ当、害になるようなことは書いてありません。筆者が仕事がきっかけでうつ病になり、苦しみから抜け出すために行ったこと、気づいたことなどが書いてあります。
大雑把にいうと、苦しくなく働けるようになるためには自分を変える、自分の受け止め方、行動などを変えるということが書いてあります。確かにその通りだなという感じです。

人は仕事をしなくても生きていける場合もあります。必ずしも人生働くことが必要ではないけれど、仕事を通じて、内面的に成長出来ることもある。わたしがいまの職場で過ごした3年間で、自分が得たものは、お金、だけではなかったなあ。
仕事を通じて、自分の内面的な問題点を解決する、そういう部分はあったと思う。
仕事に限らず、行動全ては自分を映す鏡であるけれど、人と接触することの多い仕事という舞台は、より自分を知り、自分を改善する機会を得る役割になっていたと思う。

苦しみを感じる背後には、自分自身の内面的な問題点が隠されていることが多い。行動療法で、仕事を通して解決、改善出来る可能性は高い。そうすると、仕事は自分をセルフカウンセリングするのに手っ取り早い、解決への短縮コースとして上手く利用出来るかも知れない。

ひと山乗り越えた後は、色んな気づきを与えてくれたこと、自分をよく知る場面を与えてくれたことに対しての感謝の念を持ったりもする。そして、また苦しい場面の波が来て・・、の繰り返し。

どこに辿り着くのか分からないけど、自分自身は昔より確実によくなっているとは思う。報酬面は全くだけど(笑)。これからも仕事を通して、自分を解決していきたいと思う。