lapinchicの日記

色々思うままに書いていきます。

Vanessa Paradis

VANESSA PARADIS

VANESSA PARADIS

 
1992年発売だったようで、もう20年以上も経っているのに、全然そんな感じがしない。
基本的に90年代のものは、そう遠い感じがしないけど、実際こちら、いま聴いても懐かしさや古さは全くない。バカみたいに大流行したこちら、当時よく街中やバラエティのBGMとかで、よく耳にしたな~。            
セルジュ・ゲンズブール、プロデュースの前作で注目が高まり、レニー・クラヴィッツ、プロデュースのこちらで、大ブレイク。
自分の名前をアルバムのタイトルにつけてしまって、その後はどうなるのか?と思われる感じだが、その後、今作以上の音楽的発展はなく、活動もそれほどなく。

映画もパトリス・ルコント「橋の上の娘」では、ナイフを投げられる大道芸の娘役がピタリはまってキラリとひかっていたが、「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」などB級映画にタイトルに自身の名前がつく?な出演があったり不思議。映画も活動は少ない。大ブレイクしてもガツガツしてないところが、カッコいい。

このアルバムの頃は世界的に有名なフレンチロリータアイドルという感じだったけど、いつの間にかハリウッドスター、ジョニー・デップのパートナーとしてしか話題になってなく、このアルバムのよさも、忘れられてはいないだろうか?

音楽的評価として専門家がこのアルバムをどう位置づけていくのかは知らないけど、私にとって、これは生涯出会ったアルバムベスト100には、軽く入るな(笑)。当時、テープ、CDが擦り減るんじゃないかってくらい、沢山聴きました。
20年前なら、レビューなんて書くな!というくらいの世俗的なアルバムだったように思いますが、時が流れて、若い人に「ヴァネッサ・パラディ」といったら「誰それ?」と聞かれそうな今なら、これすごくいいんだよ~~!と言ってもいい気がする。
レニクラ臭は90年代の流行の音ではあるけれども、いいものはいいと思うのだ。いまでも、これからも聴いていく1枚です。

I love VANESSA PARADISヴァネッサ・パラディのファンサイト)