iPodは自分で好きなようにプレイリストを作れるので、聴きたい曲ばかり聞くようになって、昔のようにアルバム聴きをあまりしなくなった。
そんな中、１５年前の古いアルバムだけど、こちらに去年今年としばらくはまっている。２０００年のミリオンセラー、中古屋で１００円台で買えてもおかしくないアルバムだが、外れ曲なし、トータルで何回でもアルバム聴き出来る。
「花火」、「カブトムシ」とヒットシングルもあり、お得感強い。これに「あーテトラポット登って～」のガールフレンドなんかが入ってたら、この時代のａｉｋｏの全部入りという感じでおいしすぎるか。
そんなこんなで、一時代前のヒットアルバム、今聴いても全然古くないし、今の時代の女の子でも恋する時にぜひぜひ聴いて欲しいアルバムだ。
男心を分からない、包容力のない、恋に悩んだ普通の女の子が、頭かきむしりながら、熱病のような恋心を持て余す、そんな心情を全１０曲歌ったような作品だ。
「あな～たを好きで心底愛して、こんなに切ないもんなんだって声を殺して泣きました」、
「こんなに好きなんですう、仕方ないんですぅ」、
男心を分からない女は男に振り回される、振り回される女の子はなおのこと、恋に苦しむ。あなたの好きなその男って、そんなにいい男？って聞きたくなるような、そんな曲が多い。成長して、もうひとつ自立した女性になっていつかは恋をしたいね。でもこういう時代も大事だね、ってそんな感じのアルバムです。
