lapinchicの日記

色々思うままに書いていきます。

脳内ポイズンベリー

少女漫画原作の映画レビュー多いな。それだけ映画化されている作品が増えているからとは思うけど、女性向きに上手くまとめた質のいい作品も多くなっている。
こちらも非常によく出来ていて、原作ファンの私が見ても十分面白かったです。    
現実サイドのメインキャラのコスプレ度はイマイチで、いちこはロングヘア―の印象が強いですが、ショートカット。早乙女も越智も「誰??」というキャストで、見た目もイマイチ印象の弱い2人。

それに比べて、インサイドヘッドの頭の中の会議の住人達は、非常に豪華キャストで、見た目のコスプレ度も高く原作ファンを裏切りません。現実面と頭の中との間の演出もよく、なおかつ、演技力高い面々で、かけ合いも見応えあります。
基本は原作に忠実なエピソードが多く、原作ファンにストレスを与えない出来栄え。かつ結末は違いますが、淡々とした終わり方だった漫画に比べて、終盤、クライマックスにかけてドラマチックに盛り上げ、原作以上に余韻を持たせた上手い終わり方でした。

キャラものではない、大人女子漫画が原作だったせいかもしれませんが、コスプレ度がなくても成功する例もあるんですね。原作未読の人にも、完成度の高い大人女子ロマンティック映画として十分楽しめる作品。ディズニーのインサイドヘッドなんかより全然よく出来てる傑作。