昨年の公開で、ＣＭもよく見かけたので、記憶に新しい人も多いだろうけれど、映画「しゃべれども しゃべれども」を観ました。
ＣＭ等から受けるイメージ通りの映画でした。 地味なんだけど、良作といった感じでしょうか。 伸び悩んでいる二つ目の落語家のもと、自然発生的に生まれた落語教室に通うことになった、話すことに問題を抱えた３人の教え子とのストーリー。
落語がテーマというと、主演の国分太一と同グループの長瀬智也が落語家を演じだ「タイガーアンドドラゴン」を思い出してしまうのだけれど、あちらが、漫画調のデフォルメしたキャラクターなのに対して、こちらは「こういう人いるいる・・」といった身近にいそうな感じ。
なので、登場人物の抱えている問題もとても身近に感じられたのではないでしょうか。 誰しも克服したいことの一つや二つ抱えたことがあるもの。 落語を通して、４人が乗り越えたいものが何なのか、自分のことに置き換えて色々感じることの出来る映画です。
落語シーンも、場面場面に応じて、登場人物の状態をよく表現出来ているのが見事です。 個人的には、子供の落語が一番上手くて、面白かったです。すごい子役だと思いました。 最後に流れるゆずの主題歌がぐっとくる。後味がよい映画です。
～サウンドトラックと原作～
