桐島、部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)

昨年アカデミー賞を獲ってるのをみて、観てみようと思っていました。神木クンも出ているし。
事前に知っていたのは、    

高校生のヒエラルキーを描いた作品ということ
桐島というスター的存在のリア充のキャラは出てこないこと
神木クンはオタ的ポジ、非リアのキャラとして出ているということ

くらいかな。

観た感想は、思ったより娯楽性が全くないので驚きました。
高校生のリアリティある日常、会話を撮ろうとしている感じは伝わってきますが、ちょっと退屈。何度が寝かかりました。
神木クンは特に主役、中心人物というわけでなく、他の子のほうが目立ってるな。知名度のある子は神木クン、大後寿々花ちゃんくらいで、他全然出てきません。
原作が有名なのかもしれないけど、これをテレビ局主体で作ったのがすごいですね。

桐島については、部活やめるってよ、どころか学校やめるってよになりそうな雰囲気。リア充のトップと思われた彼になにがあったかは明かされていません。桐島くんを色々、想像しちゃいますよね。
なんでも出来るスター的存在の彼の心にあったのは虚無だった・・とか、そんな感じでしょうか。

神木クンのあこがれの女の子、橋本愛ちゃんも非リア側かと思いきや、バリバリのリア充だったとか、最後の映画部の逆襲（笑）のシーンなどは、結構おもしろい場面でした。しかし、いくら暇な時間が出来たからといえ、女子高生が鉄男は観ないだろ。
神木クンの語る映画ネタが全部分かってしまうところが悲しい・・。ちょっと内容古くないかな。いまの子でもそういうオタいるのか？？

映画部、楽しそうでした。高校生時代の階層（ヒエラルキー）は特有でこれから逆転可能、将来、全然違う風になる子もいるけど、こいつらはモテないだろうな・・。

※2015年補足
出演者のうち、橋本愛、東出昌大、山本美月などは、その後一般的に知られる人材になりました。