なので、やっと行けました。
通常18時までということなのですが、夏季の土日は20時まで延長ということで非常にゆっくり観られました。ラッキー。
まず非常に混んでいて、チケット買うのに結構な列、10分並び。美術館で券買うのに並んだの初めてですわ。この2つの展覧会のセット券で数百円のお得に買えます。
ロッカーに邪魔な荷物を預けて、まずは「名和晃平-シンセシス展」から。
この方、私の好きなアーティスト、ゆずの2-NI-のジャケットや、ステージの美術などをしており、それで観たいというのありました。
まずパンやサボテンなどが埋め込まれたホログラムの直方体の白い部屋。まるで映画、CUBEの部屋にでも入れられたような空間。作品を展示というより、空間そのものが展示という感じで、しょっぱなからすごい世界に入り込んだその体感に圧倒されました。
その後、様々な大きさのビー球を貼り付けた鹿、巨大発泡スチロールの人方オブジェ、どれも手が込んでいて、見ごたえのある、すごい作品ばかり。
現代美術はあまり好きでなかったのですが、子供のような好奇心で楽しめる感じで、どの展示もすごく楽しめました。あと、ぶくぶくとしたセメントで出来てるようなオブジェを飾ってる空間、上に黄色のハロゲン球の照明なのですが、その部屋にいる人がみんなモノクロになるんです。これはビックリした。人まで展示にすることを計算して空間作ったのかなぁ??
米米クラブのカールスモーキーさんが作りそうな白の四角い人の体の丸みを思わせるオブジェが沢山並んだ、吹き抜け下の空間。ちょうど回った時、ご本人様いらっしゃいました。何かトークとかした後だったとか?そんな雰囲気だったけど。
※公開制作をしていたようです。
丁度いいボリュームで、大満足で次にフレデリック・バック展に。
こちら現代美術ではないと思うのですが、まずは木を植えた男のアニメを立ちんぼで上を観ながら、スクリーンを少しずつ移動し鑑賞するスタイルがアニメの現代美術的展示ということなのかなぁ?
30分のアニメですが、年いってるので、非常に疲れました(泣)。しかも音声が小さく聞き取りづらいの。スピーカー下で必死に聞いた。
でも作品は素晴らしかった。本当にすごいアニメだった。
その後、フレデリック・バックの子供の頃からの絵の作品を大量に鑑賞。丁寧な解説つきで、どんな変遷で作品を作ってきたのかとてもよく分かりました。
そしてその後、商業美術として、いかんなく力を発揮、挿絵、ポスター、店の内装まで、この頃の作品はバリエーションが豊富で、しかも可愛いものも多く、観てて楽しかった。
その後、TVと関わり、アニメーション制作へ。
作品自体どれも楽しめましたが、こんなに量ある展示初めてかも、というボリューム。多分、出るまでに2時間くらいかかってます。帰る頃はぐったりしてた。
フレデリック・バックの全てをみせてやるというジブリの気合を感じました。
アニメーションについて素晴らしすぎて、筆舌しがたし。DVD、そのうち絶対買いますがな。