lapinchicの日記

色々思うままに書いていきます。

人のセックスを笑うな

人のセックスを笑うな(スマイルBEST) [DVD]

人のセックスを笑うな(スマイルBEST) [DVD]

  • 発売日: 2011/08/02
  • メディア: DVD
 

 

煽情的に見えるタイトルも、この作品を少しでも知ってる人なら全然違う、オシャレ系の淡々とした映画なのをご存知なはずだ。というわけで、全くHな映画じゃありません。

永作博美演じる39歳の美術講師ユリと松山ケンイチ演じる美大生みるめの恋愛映画で、対等ではなく、魅力的なユリに誘惑され、みるめがメロメロになる話なんだけど、童顔キュートなアラフォーで有名な永作様の前には、年齢のナンバーなど全然関係ありません。年齢の数字がもっと上でもOKかもだ。
世の女性達よ、魅力的であれば!年齢の数字は全然関係ないよ、でもこのナンバーで若い子メロメロに出来る人はほとんどいないだろうなぁ。       

ユリは年上、しかも人妻、かなり年上だがとてもいい旦那さんがいて、夫婦関係も良好。若いマツケンを喰いたかっただけなのは見るに明らかだが、モデルをマツケンに頼み、アトリエで全裸になれといい、その先に進むのは時間の問題。
めっちゃ欲望に忠実で肉食、喰ったらサバサバ、こういう女性を日本映画で描くようになったんですね~。私的には爽快です。

ユリは不倫に溺れるつもりもなく、最初からゴールのない関係はユリが離れて消えることで、みるめ(マツケン)だけ置き去りに。
その後、ストーカーかのように、ユリを追いかけ続けるマツケン。でも、こういう切られかたしたら、未練たらたらで追いかけたくなるの分かるわ~。「会えなければ終わるなんて そんなもんじゃないだろう」、みるめの気持ちが映画の最後のメッセージに全て集約されています。(ネタバレですいません。)

低予算っぽい、何の仕掛けもない映像が続くのに、なんとはなしのオシャレ感、退屈とすれすれになりながら、最後まで観終りました。(でも蒼井優が画廊にいる辺りで、寝に落ちました。)
鑑賞後の気持ちは、結構好きかも。という感じです。みるめ、切ない。男の人をメロメロにするなんてしたことない、うらやましい。でも、やっぱ執着されると怖いからやだな。ユリは自分と全然違うから、ドリームとして楽しめました。どっちかっというと、みるめに共感を感じます。では、こんなところで。