モテキ

モテキ＜Blu-ray BOX（5枚組）＞

映画化前の再放送で全部見た。

以前深夜にチャンネル回してる時、刺激的なシーンが目に入り、森山未来がラブシーンをやっているところで、何かただならぬＨな感じにびっくりして、深夜の色物ドラマに出ちゃうようになったのかなぁ・・・などとその時思ったけど（ゴメン）、テレ東が映画化するくらい力を入れる、ちゃんとしたまともなドラマだった。女性の裸なんかはまず出てこず、濡れ場とよべるものもまずない（未遂ばかり）。

 

キスシーンが異様に濃厚なので、Ｈに見えたようで。ドラマでこういうキスシーンは珍しい。            

私の知人の男性の間で「お前のモテキっていつ？」なんて会話が飛び交い、モテキというキーワードを最近よく目にするなぁと思って検索したところ、このドラマに行き着いた。
週１深夜の再放送で大丈夫かなぁ・・と見忘れを心配したけど、最近の一挙再放送と合わせて、なんとか全部見た。

 

大変面白かったですが、視聴中、これってモテてるっていうの？と何回思ったことか。
女の子から連絡が来る、会おうよと誘われる。それだけでモテキ判定している。

まぁ確かに、最終的に４人の女性とキスをしているし、林田といつかちゃん以外は、好意をもって寄って来てるのを感じるけど。ただ最初の土井さんも、まずは会おうよから始まっていて、その時も怪我したせいで何の好意の確証も得られず終わっている訳で。

私は友達の男子が急に思い浮かんで、「久し振り～、会わない？」なんて連絡することあるけど、相手がモテキ判定しちゃうってことあるんだ、って思った。
(私が男子から「メシ食わない？」とか「どっか行こうよ」と誘われた際、自分にモテキ判定したことないけどね・・。ハッキリと好意を確証出来る出来事があるか、告白でもされるかしなければ、モテてるって思うことは無いなぁ。)
男女の違いか、主人公の女性との縁の薄い人生だった背景によるものか、男性心理って意外とこの程度でモテキ判定なのかもなぁなんて思いました。

主人公のもてないというバックグランドからすると、上手で濃厚なキスシーンは、とても違和感ありました。もっと不器用っぽくして欲しかったですね。林田とのキスがぎこちなく一番しっくりきてた。（森山君キス上手いーなんて思ってたら、監督から色々駄目だしされたニュースを見かけたこともありました。結構大変だったのかも・・。）

結局誰とも結ばれませんでしたが、幸世次第では一番好きだった女性、夏樹とのハッピーエンドもありえたと思います。主人公が、いかんせん女心を全く分かってないのが全ての失敗の要因。
私も恋愛初心者の時の大失敗の原因は、男性心理を全く分かってなかったことだったから、とてもシンパシーを感じるよ・・。

さて女性陣、４人ともすてきなキャラクターで皆、好感持てました。見た目は別ですが、性格的には土居亜紀が自分に似てる。好きな人がいたら、結局待ちきれず、自分から動くところとか。なので共感を持って見てましたね。最後の心変わりは夏樹以上のビッチさを見せて、ちょっと強引なのでは？と思いました。
あと土居亜紀が幸世にダメ出しして、幸世がキレだすシーンがありましたが、私もダメ出しで追い詰めてしまうタイプなので、昔を思い出した。男の人はちょっとのダメ出しでも、敏感に反応するよね・・。

土井亜紀だったかな？いつかちゃんと幸世がラブラブしながら自分のことを悪く言ってる妄想のシーンがあったと思うけど、「あ～これあるある・・」って思った。無駄な妄想。そしてそれによるストレス。私だけかと思ったけど、結構みんなよくあることなのかな。

森山未来は幸世役がホント自然で、このドラマで完全にセカチューで大沢たかおの少年時代に違和感の無い子という印象は完全に消え去った。（今の森山君は大沢たかおの年少としては全然似てないけどね・・）
原作の漫画も読んでみようと思ってます。女性の作者だっていうのが意外。
上映中のオリジナルストーリーの映画版にも興味アリ。どんな話なのかなー。