lapinchicの日記

色々思うままに書いていきます。

ヒロイン失格

ヒロイン失格 [DVD]

ヒロイン失格 [DVD]

  • 発売日: 2016/03/09
  • メディア: DVD
 

 

原作漫画未読ですが、映画の評判がいいので観てみました。最近は漫画原作の映画も成功例が多く、原作レイープなんて揶揄されなくていいようなものが増えましたね。
こちらもとてもよく出来ていて、面白かったです。少女漫画感のあるきれいでスマートな絵柄、テンポのいい演出。桐谷美玲は女子高生役は少し厳しいですが、君に届けで演じたくるみちゃんのようなチョイ性格ブスでコミカルな役どころは、ピッタリで適任だったのかなあと思います。山﨑賢人も見捨てられ不安の寂しがりの役どころを上手く演じてよかったです。
         

ライバル役の安達さんも地味ブスなように見えるが、ちゃんとみると少しかわいくも見える微妙なルックスで、おどおどしつつも押してくる、キャラ立ちしててとてもよかったです。

問題は坂口健太郎。これ絡みのシーンだけ、彼が下手下手なこともあるけど、漫画的なシーンをそのまま実写化したら変だったという感じで、カットしたくなるほど駄目駄目になる。
行動すべてが不自然で、漫画ではよくあるエピソードでよくいるキャラなんだけど、そのまま再現したら寒いシーンに。
ベンチで寝ている桐谷美玲に話しかけ、初対面で妙に分かったことを言い突然キスする。意味不明。
雨の中、GPSでもついてんのかよ・・と不自然に美玲ちゃんを発見したり、いつも修羅場面を陰で見つめていて、待ち伏せしてひとこと言ったり。セリフもキャラも人間味なく不自然キャラ過ぎ。

「私が好きな人か、私を好きな人か。」という映画のキャッチコピーも全然ピンと来ないほど、坂口健太郎の想いもそう感じず、美玲ちゃんも大して揺れず。コピーに惹かれてみた人はがっかりするかも。
幼なじみがライバルなどの登場を経て、自分の気持ちに気付いて成就するというストーリーとしてはとてもよく出来ていてよかったです。山﨑賢人演じる利太と美玲ちゃん演じるはとりのキズナなどは少女漫画的で少しキュンとしましたよ。
西野カナ「トリセツ」もぴったりで、カラオケで歌いたくなりました。練習しよ。