私が恋愛できない理由

私が恋愛できない理由 [DVD]

去年の冬のクールのドラマですが、やっと見終わりました～。キャストも旬の女性人気高そうな　香里奈、吉高でなかなかいい視聴率。
嫌味のない、良質な、重くない恋愛もので、とても月９らしいドラマでした。          

タイトルの「私が恋愛できない理由」はいささか誇張しすぎ、誰一人恋愛できないほどの状況な人間は出て来ず。
しかもみな、うまくいくいかないに限らず、短期間に全員恋をするし。
つい見てみようかなと思わせるタイトルであるけど、客寄せかな？という感じ。じゃあこのドラマどんなタイトルだったらというと特に方向性もなく難しい。

脚本家の価値観かもしれないけど、思いが叶わなくても相手の幸せを願うキャラばかりが出てきて、イイやつではあるが、さすがにどうしてみなそんなイイ人になれるんだ・・、と思いながら見ていました。だって自分の好きな人がほかの人を思ってたらツラいし、ドロドロしてくるもんでしょ？？

このドラマのいいやつグランプリは、文句なしに警官（武居大介－小柳友）。
試合の途中に香里奈に帰られても怒らず、冷静に原因、状況を判断、あの台詞。こんないい人がふられちゃうのだから恋って厳しいね。どうやったら武井は相手の心をつかめたのだろうか・・。

第２位は中尾明慶くん演じる照明スタッフ、高橋。
好きな相手からは、まったく圏外なのに吉高を苦しめる社長にぴしゃり。「咲さんが好きだから、それを苦しめるの許せない」というのを自分の欲得なしに言えるとは。男って気のない女は、どうでもいいと思っちゃう生き物だと思っていましたから。軽そうな見た目と違って男気ありますです。

第３位は香里奈。自分に風が向いても、倉科カナに悪いと遠慮したり、ほかにも色々。さほど情熱的に優を愛していなかったからかもしれないけど。アメリカにもついて行かなかったしね。
結局、この二人はヤラないで終わってる（多分）。男女って、恋の成就に、必ずしもセックスが必要なわけじゃないんだなとこのドラマを見て思った。

突っ込みどころは細かく見れば色々あるけれど、みなまっすぐ爽やかで、なかなか楽しめるドラマでした。
恋愛度はタイトルイメージと違って薄めではありますが。大島優子はＡＫＢの元気キャラと違って、普通のＯＬさん役でしたが、なかなか可愛かった。稲森いずみはとても好きな女優さんだが、人を踏み台にして自分の気持ちを確認するちょっとヤな役でした、この夫婦は全然問題解決してないと思う。あんなんで、あのあと上手くいくんでしょうかね～（疑問）。

アムロちゃんの歌がこのドラマにとてもはまっていました。LoveStoryなどは、ストーリーのまんま。最近はこのドラマの２曲がヘビーローテーションです。