lapinchicの日記

色々思うままに書いていきます。

日々ロック

日々ロック [Blu-ray]

日々ロック [Blu-ray]

  • 発売日: 2015/06/03
  • メディア: Blu-ray
 

 

何気に観たら面白かった。イケメン野村周平が、イケてないキャラを演じていて、オロオロした表情が杉村太蔵に似てる。
こういう音楽ものを作っても材料(演者が歌う歌とか、曲とか、観客とか、舞台とか)がチャチくなく、現実と乖離せず作れるようになったんだなぁと思う。おバカで、パワーあって、特に主人公のバンド、ザ・ロックンロールブラザーズの3人がいい。ライブハウスの面々のミューズ、宇田川咲を演じる二階堂ふみもとてもいい。けど、歌声はダメダメ。雨上がりの夜空にとか、あの歌声じゃあ説得力がない。そこだけ、吹き替えのほうがよかったのでは。

白目をむくビジュアル系バンドのボーカル役が、落合モトキだったとは。全然、気づかなかった。結構芸達者。ザ・ロックンロールブラザーズのベースに似た雰囲気の蛭子さんは謎の存在だが、親子みたいに見える。
いじめっ子の浜橋飛馬役の板橋駿谷は、劇中からは想像もつかないが、調べると結構イケメン。最後、応援する側に回るエピソード辺りはいいね。
ライブハウスのオーナー、竹中直人もぴったりはまってる。マチコちゃん役の喜多陽子は結構かわいくて、AKBの篠田に似てるが、役柄がアイドルが演じるようなものではないので、篠田とは違うだろうと思った。
映像ではお見掛けするのが珍しい、毬谷友子、かわいい雰囲気の人だったけど老けたなあ。またかわいいキャラでない役も行ける人なのだなぁ。

音楽の監修にスーパーカーのギタリスト、いしわたり淳治を迎え、劇中曲も9mm Parabellum Bullet忘れらんねえよなどを起用、材料は揃っているだけあって、劇中曲もなかなかいいです。日本って格好よくて、いいバンドがいっぱいあるんだなぁって実感する。漫画原作で、設定はほとんどはしょっていそうだけど、パワーに満ちていて、元気になる映画。

 

音楽ものなので、劇中曲を貼っておきましょう。