lapinchicの日記

色々思うままに書いていきます。

エターナル・サンシャイン

 

エターナル・サンシャイン [DVD]

エターナル・サンシャイン [DVD]

  • 発売日: 2014/09/30
  • メディア: DVD
 

 

早速、ミシェル・ゴンドリーの映画観てみました。前に、
内容も雰囲気もわりと普通っぽい映画を撮っているんですね。アーティスティックな不思議映画を撮りそうな感じなので意外
なんて書いたけど、撤回。パケの印象では、普通のハリウッド映画っぽいラブファンタジーか何かかと思ったんですが、全然違いますね。名だたるミュージシャンのPVで評価のあるだけあって、画面は非常にアーティスティック。画面だけでいえば、2時間近くのPVを観ていると言っても過言でない。  
ジム・キャリーが内省的で地味な男性役を演じましたが、意外といい感じ。昔のアメリカ映画では、こういうシャイな男性ってあまりいなく、外人って手が早いという印象だったけど、バッファロー66のギャロとか、こういう奥手男性が増えているのかな。それとも昔は描かれなかっただけなのか。

記憶を消したいほどのパートナーへの嫌さを感じないため、時間軸のトリックなどや記憶消失の頭の世界など企画ありきの感じがして、感情的にはハマれない映画でした。こういうトリッキーな脚本や、脳内世界のマジカルでオシャレな演出が好きな人は、この映画を絶賛すると思う。
わたし的にはいくらなんでも、人の記憶を消すというデリケートで重大な現場で、ラブアフェア―で乱痴気騒ぎするスタッフや、トラブルの為駆けつけたボスにもすぐ手を出すスタッフ女、しかもそれが両方とも純愛にもとづくものだったなんて、プロットありきで、無理矢理過ぎ。感情的にはついてけません。

脚本は、「マルコヴィッチの穴」と同じ脚本家だそうで、その時はスパイク・ジョーンズとミュージックビデオの大御所と組むのを好むようですね。あれもハリウッドスター、キャメロン・ディアスが出ているけども、不思議映画だった。絵柄の一部は出てくるけれど、もう話は思い出せないなぁ。

エターナル・サンシャイン」を最近知った私ですが、すでに12年前の映画。いまごろ・・って感じで書いていますが、12年経ったいま、この映画の位置づけってどうなんだろう。嫌みのない話なので、後味悪くないところはいいです。あと映像は本当に見事で、氷上で二人が並んで寝転ぶシーンなどは素晴らしい。

それから劇中の音楽、控えめですが、すごいよいです。エンディングのBECK の「EVERYBODY'S GOTTA LEARN SOMETIMES」とか最高。さすが音楽畑出身だけある。
僕には君の愛が必要なんだ
愛は僕にとって太陽の光
歌詞つきで最後流れますが、まさしくエターナル・サンシャインというタイトルの意味が分かります。CD探したい。