「願いは誰かと手をつなぐこと」。どうしてこんなシンプルなエピソードが胸にしみるのだろうか。
華麗なＣＧよりも、ほっこりしたストーリーの方が印象に残るのは、さすがピクサーという感じ。
あまり話を予習しないでみたから、最初ウォーリーとイブのどっちが男か女か分かんなかった。強いからイブが男かと思った。美しいイブにウォーリーが惚れたのですね。このロボ２人に対する性別意識を持って観るかどうかで、ずいぶん印象違うな。
一途に宇宙まで追いかけていくウォーリー。色んな環境問題、エコ問題など壮大な背景があっても、その頭の中はイブと手をつなぐことでいっぱいだったのだな。そこがこの映画の好きなところ。
ウォーリーが感情を持つのは、システムエラーとWiKiには書いてあったけど、イブも含め感情を持つロボットだらけだったような・・。
生まれてから一回も自分の足で動いたことのなさそうな人間ばかりで、宇宙船アクシオム艦長も同様の生活ぶりだったけど、いざっていう時の判断力や行動は健全で、成人病になりそうな連中ばかりの割に、人間達の精神はみんな健康なのには驚いた。
ロボでさえ誰かを求めるのだから、人間生きている限り、誰かを求める気持ちを持ち続けるのは、おかしなことじゃないよね・・って自分に言ってあげたくなった。
