lapinchicの日記

色々思うままに書いていきます。

カバチタレ!

かつての人気ドラマ。再放送を飛び飛びに観た事があったが、通しで観たのは初めて。
初回放送は2001年。連ドラの女王と評されたように毎クール連ドラに連続出演していた頃の後期の常盤貴子と、踊る大捜査線を経て数々の連ドラヒット作に出演後の深津絵里、脚本はきみはペットなどでノリにノっている時期の大森美香

他可愛かったころの山ピーや、ウォーターボーイズ主演直後の売り出し中の妻夫木聡、放送当時の視聴率も高く、再放送の回数も多いドラマだったが、勢いやうねりの波に乗った感じのあるドラマである。    


原作は青木雄二関連の漫画で、まぁ、ああいうオッサン系雰囲気の漫画なのだけれど、ドラマは舞台も広島から東京に、メインキャストも男性から女性にと変え、オシャレでキュートでポップな法律ドラマへとイメージはずいぶん作り替えられている。常盤、深津の早口で台詞量の多い、漫才のような掛け合いが見所。

基本的なテーマは原作通りなものの、この変形さ加減が面白さの一つで、美人局がごとくのサラリーマンの浮気妻慰謝料サギの件などは、普通のさえない感じのサラリーマンを、明るく能天気な一流商社マンに変更するなどオリジナルの部分が多い。原作よりコミカルで、漫画より格段に面白さは増している感じ。

常盤貴子深津絵里とずっと共演を希望していたとのことで、二人の出会いが「悪魔のKiss」な事を思うと、黒歴史で思い出したくない過去と思いきや意外。主演の常盤と深津がノリノリで楽しんでやっているのが伝わって来る。

行政書士司法書士の区別もろくにつかん私としては、このドラマで初めて行政書士の仕事を知るようなものだったが、行政書士の範疇を超えて職務を行っている問題点もあるドラマのようなので、実際とは異なるファンタジーと観るくらいにとどめておくのがよさそう。
観終った後も、ポップなエンディング、キタキマユ「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」が頭の中を繰り返し流れている。カラオケで歌いたいです。